子連れ再婚の養子縁組。メリット・デメリット・私の考え

子連れ再婚の養子縁組 メリット・デメリット と私の考え

子連れ再婚のときに、再婚相手と子供の親子関係を発生させる『養子縁組』。

さまざまなメリット・デメリットがあるため、養子縁組をするか、しないか、悩まれている方も多いと思います。

この記事では子連れ再婚で養子縁組した私が思ったこと、一般的なメリット・デメリットを体験談を交えて紹介します。

※この記事内での養子縁組は、再婚で一般的な『普通養子縁組』のことを指します。

また、この記事ではわかりやすいように

再婚相手で養子縁組する?しない?
  • 子供のいる女性が、子供のいない男性と再婚
  • 男性が養親(養父)になるか、ならないか
  • 女性のことを『実母』、男性のことを『養父』と記載
  • 文中に母親の元配偶者(子の血縁上の父親)が出てくる場合は『実父』と記載

という前提でお話していきます。

メリット1:法的に「親」として動けるようになる

養子縁組を行うことで、法的に「親子」としての権利が発生します。

親として何に立ち会う、書類にサインするなどの行為は、法的な「親権者」しか行えない場合もあるのです。

例えば子供が大きな病気になり、手術の同意書を書く必要があるのに実母がサインできない状況だったとしても、養子縁組をしていれば養父が書くことができます。

また、実母が不慮の事故や病気で亡くなってしまった場合も、養子縁組をしていれば、養父が「親」として育て続けることが可能です。

我が家ではこういった「親権者として何か重大なことをする」という出来事は起きていませんが、何かあったときにお互いが親として動けるという環境は安心感があります。

メリット2:養親に親としての責任感と自信が生まれる

養子縁組することで法的に「親」になり、権利と同時に「子供を育てる義務」が発生します。

気持ちの問題ですが、法的に親になることにより、養親の中で「親としての自覚が生まれやすい」というメリットがあります。

メリット3:家族として金銭的な優遇が受けられる

税金上の扶養控除や、健康保険の扶養家族は、『配偶者の子で同居している場合』は、養子縁組していなくても扶養親族として扱うことができます。

ただし、通学の都合などで同居していない場合は、扶養親族として扱うことができません。

養子縁組を行うことで、同居していなくても、実子と同じように扶養親族として金銭的な優遇を受けられます。

また、会社の『家族手当』は独自のルールによるものなので、養子縁組していない配偶者の子は対象とならない場合があります。

養子縁組すると実子と同等に扱えるので、家族手当が受け取れる可能性が高いです。

メリット4:子が養親の遺産を相続できる

法的に養子縁組をしていない状態で養父が亡くなった場合、子は養父の遺産を相続できません。

養父に子がいない場合は全額を妻(子の実母)が相続します。

養父に前妻との子供がいる場合は妻(子の実母)が半分、残りの半分を前妻との子供が相続します。

養子縁組を行えば養子にも相続の権利が発生するので、実子と平等に分けた金額の遺産を相続することができます。

メリット5:元配偶者との親権変更争いを回避できる

我が家が養子縁組後に最初に感じた大きなメリットはこれです。

養子縁組をしなかった場合、子は実母の単独親権となります。

例えば実母の再婚を知った子の実父が「お前が再婚するんだったら俺が引き取る!!」と怒った場合、親権者変更調停を起こされる可能性があります。

親権者の変更は、現在の親権者に親としてのよほどの悪い部分がなければ認められませんが、調停自体は行われるため、何度も仕事の休みを取って裁判所に行く手間がかかるのです。

しかし養子縁組を行い、実母と養父の共同親権になっている場合、親権者を変更することが法律的に不可能になり、調停自体が行われません。

我が家も旦那の元嫁から親権者変更の調停を起こされましたが、裁判所に戸籍謄本を送付し、一度行った時点で『親権者変更は法律的に無理です』と言われて即終了しました。

面会調停&親権者変更調停1回目レポ

これに関してはおかしい!と異論を唱える方もいるようですが、そもそも元嫁に関しては離婚時に自ら親権を捨てた(責任を持って子供を育てることを放棄した)ので、いまさら何を騒いでるんだろうとしか思ってません。

デメリット1:養親の戸籍に入ると苗字が変わる

養子縁組を行うと、子は養親の戸籍に入ります。

つまり養親の姓を名乗ることになるので、戸籍上の名前は強制的に変わってしまうのです。

学校は卒業まで前の苗字で名乗らせてほしいと伝えれば配慮して貰えることが多いですが、子供自身が嫌がる場合は難しい部分です。

養子縁組しても苗字を変えない方法

「婚姻と同時に養子縁組をしたいけど、子供の苗字は変えたくない。」というのは基本的に難しいのですが、婚姻前であれば方法はあります。

それは『子の実親が戸籍の筆頭者となること』です。

たとえば夫は実子なし、妻にのみ実子がいる場合、婚姻時に妻の姓を選択し、夫が妻の戸籍に入ります。

そうすれば、養子縁組しても、子供が入る戸籍の筆頭者は実母なので、苗字は変わりません。

ちなみにこの方法であれば、母子の戸籍に夫が入ることになるので、養子縁組を行わず(親子関係を発生させず)に、再婚相手と子供が同じ戸籍に入ることができます。

我が家の場合は私が戸籍の筆頭者なので、私と私の子は名前が変わらず、旦那と旦那の子が私の苗字になっています。

デメリット2:養育費が減額される

養子縁組することで、養父は子供を扶養する義務が発生します。

養子縁組前は子供を育てるためのお金を負担する人は『実父・実母』の2人ですが、養子縁組することで『実父・実母・養父』の3人になります。

扶養する人が増えることになるため、実父から養育費の減額を請求された場合は金額が減ったり、養育費自体がなくなることがあるのです。

具体的な金額は、実父、実母、養父の経済状況によって異なります。

我が家の場合はどちらも養育費を受け取っていなかったので、特に変化はありませんでした。

デメリット3:元配偶者とトラブルになる可能性がある

養子縁組することで、子に新しい父が出来たことに怒った実父とトラブルになる可能性があります。

養育費の減額や、面会交流の条件変更、最悪の場合は連れ去りなどが起きる場合も注意しましょう。

親権者変更調停を起こされる可能性もありますが、メリットに書いてある通り養子縁組後の親権者変更は出来ないので、特に問題ありません。

デメリット4:相続でトラブルになる可能性がある

養子縁組をすることで、子供は養父の遺産を受け取れるようになります。

この時、今まで養父の遺産を受け取る権利があった人(元配偶者との子や親族など)は、自分の取り分が減ったり、遺産を受け取る権利がなくなるのです。

かなり大きなお金の話なので、遺産関係で親族トラブルになるケースは少なくないようです。

我が家の場合は、お互いの子を養子縁組したので、結局プラマイゼロになるので特に気にする問題ではありませんでした。

デメリット5:借金を相続する可能性がある

養父が借金を作った状態で亡くなると、子供は負の財産(借金)を相続します。

3ヶ月以内に相続遺棄の手続きを行えば、借金の相続はなくなりますが、何もしなければそのまま借金を抱えてしまう可能性もあるので注意しましょう。

我が家が迷わず養子縁組した理由

我が家のパターンでは、養子縁組をすることに迷いはありませんでした。

理由としては、上記のデメリットで気になる部分が少なかったからです。

  • 養育費→そもそもお互い貰ってない
  • 元嫁トラブル→どっちみちトラブルになる人間だし、親権者変更調停回避の方が重要
  • 相続→お互い養子縁組するから不公平なし
  • 借金→特になし

どちらかの子供の苗字が強制的に変わるというのは少し気になる部分でしたが、旦那の子は

  • 入籍とほぼ同時に転校したため、学校で途中で苗字が変わることがなかった
  • 新しい学校で、兄弟で苗字が揃えられる
  • 本人に話すと「パパも一緒に変わるんだったら大丈夫」という反応だった

ということもあり、名前が変わることには大きな問題はなかったです。

デメリットよりも、養子縁組することで得られるメリット『法的な親として子供を守っていくことができる』というものが大きかったので、迷わず養子縁組しました。

ただ、人によってはこれらのデメリットは大きなものになるので、人それぞれのパターンでどっちが良いのか、じっくり考えてくださいね。

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